「夫婦で働いているのに、なぜかお金が貯まらない…」
そんな声を耳にすることは少なくありません。
収入が安定しているはずの共働き家庭でも、実は家計が苦しくなってしまうケースは多いのです。
今回は、共働き家庭が陥りやすい“家計の落とし穴”を解説し、改善のヒントを紹介します。
目次
特徴1:財布が別々で家計の全体像が見えていない
夫婦それぞれが収入を管理していると、「どれくらい貯金できているか」が把握しにくくなります。
その結果、無駄な出費が積み重なり、家計が不透明に。
改善策
- 共通の「生活費口座」を作る
- 家計簿アプリで収支を共有
- 定期的に夫婦で“家計会議”を開く
特徴2:固定費の見直しをしていない
共働きだからこそ「払えるからいいや」と思いがちなのが固定費。
しかし、家賃・保険・通信費は見直すだけで数万円の節約につながります。
改善策
- スマホは格安SIMに切り替える
- 保険の重複をなくす
- 車は本当に必要か見直す
特徴3:収入に合わせて生活水準を上げてしまう
収入が増えると「少しくらい贅沢してもいいよね」と考えがち。
外食や旅行が増えたり、車や家をグレードアップすることで支出が増大します。
改善策
- 「生活水準は上げない」を基本にする
- 贅沢はボーナスなど“特別収入”で楽しむ
特徴4:教育費や将来の出費を想定していない
「共働きだから大丈夫」と油断していると、教育費や老後資金が大きな負担に。
大学進学や住宅ローンなどは計画的に準備が必要です。
改善策
- 教育費は子どもが小さいうちから積立開始
- 老後資金はつみたてNISAやiDeCoで準備
特徴5:ボーナスを使い切ってしまう
共働き家庭はボーナスの合計額も大きくなりがち。
そのため「ボーナスで旅行や買い物をしよう」と使い切ってしまうケースも少なくありません。
改善策
- ボーナスの50%は貯蓄・投資に回す
- 残りを楽しみやご褒美に使う
まとめ
共働き家庭が家計に苦しくなるのは、収入が多いからこそ「油断」しやすいのが原因です。
- 家計の全体像を夫婦で把握する
- 固定費を徹底的に見直す
- 生活水準をむやみに上げない
- 将来の出費に備える
この4つを意識するだけで、共働きのメリットを活かした「貯まる家計」に変えられます。
家計のゆとりは、夫婦や家族の安心感にもつながりますよ。